楠森堂ブログ
江戸期の農業地下水道「袋野隧道 探検!」10月14日開催!(うきは市)
袋野隧道たんけん実行委員会より連絡です(^^)/
江戸初期 (約340年前) にうきは市浮羽町に掘られた農業用地下水道「袋野隧道(ふくろのずいどう)」の探検イベントが今度の日曜日10月14日に開催されます!
地元の先人の偉業をうきはの未来を担う子供たちに伝えたいと、3年に1度(今年で6回目)実施されています。
●「袋野隧道」
一帯は江戸時代、近くを筑後川が流れるにもかかわらず、土地が川よりも数㍍高く水利が極めて不便で、水田耕作はできませんでした。
干ばつが起こり、苦しむ農民の窮状を見かねた当時の大庄屋、田代弥三左衛門重栄(たしろやぞうざえもんしげよし)が1672年、久留米藩に多額の借金をして着工。
「つるはし」などで約2キロを掘り進め、翌年73年に貫通したとされています。
地下水道は現在も現役で、町内の200ヘクタール以上の広大な田畑を潤しています。
詳しくはこちらをクリック!袋野隧道「途方もない工事計画」
江戸初期に行われた地下水道の工事。
工事は「つるはし」や「のみ」を使い、1日わずか2,3尺(約60㎝から90㎝)ずつしか掘り進まなかったそうです。
特に当時は、測量の知識が至って幼稚であり、極(ごく)大まかな見当で掘り進んだため、掘り直したところがたくさんあり、現在でもつるはしなどで掘り進んだ跡、掘り直した跡など当時の痕跡を見ることができます。
また、当時坑内を照らすために、サザエの殻に菜種の油を入れ、灯心に火を灯して、わずかな灯りのもとで工事を進めていました。
探検会当日は、そのサザエの殻の灯火が再現され、手掘りの跡が残る隧道内を幻想的に照らします
袋野隧道探検の詳細はコチラをご覧ください
3年に1度のイベント!
日ごろ入ることができない隧道のなかに、まさに潜入できる貴重な機会です
ぜひ参加してみませんか
私も探検会当日は「実行委員 洞窟班」として、隧道内で見学に来られる方の監視・誘導を行います(^^♪