在来茶について

初夏。
茶摘みの時期を迎えた楠森堂の茶畑は、
濃淡のある多様なグリーンの茶葉で彩られます。
様々な茶葉の色が混在する茶畑。
これは、「在来茶」を生産する楠森堂ならではの光景です。

在来茶とは

今、国内のほとんどの茶園が、品種改良された挿し木苗から育成した生産性の高い「改良種(品種茶)」の茶葉を生産しています。改良種は茶樹が均質なことから、その茶畑は一面均一なグリーンになるのが特徴です。一方、楠森堂が栽培している『在来茶』とは、いわば日本古来の方法で、自然に育った茶樹(在来種)から採れたお茶です。楠森堂の茶樹の多くは、樹齢が八十年から百数十年経過した、国内でもわずかにしか現存しない貴重な在来種の古木です。これらは、種子から育った(実生:みしょう)『 在来種』と呼ばれる茶樹で、太い直根を地中深くまで伸ばすため生命力が非常に強く、樹齢が長い茶の木に育ちます。花を咲かせ、蜜蜂などの虫たちが受粉をすることでできた茶の実(種)から育った茶樹の葉は、ひと株ひと株品種が異なるため、色も大きさも香味も異なります。さまざまな個性をもった茶葉が自然と混ざり合ってできた、まさに「天然ブレンド」ともいえる楠森堂の『在来茶』は、改良種には作り出せない、複雑で奥深く、力強い、お茶が本来持つ素朴な香りと味わいを生み出しています。

「在来茶」と
「品種茶(やぶきた茶)」の
特徴

在来茶豊かな色彩や模様を持った在来種の茶畑

品種茶一種の茶樹からなる改良種の茶畑(やぶきた)

お茶の花の自然交配でできた
種子から育った茶樹

同じ遺伝子を持った
単一品種の茶苗から育った茶樹

在来茶の根

品種茶の根

実生〈在来種〉の特徴
  • 種子から育った茶樹
  • 多種多様な品種の混生茶園。病害虫に強い
  • 奥深い茶の味わい(天然ブレンド茶)
  • 根が深い(太く長い)
  • 深根性/干ばつに強く、生命力が強い
  • 樹齢が長い(楠森堂の現在の主な茶樹は100年前後)
  • 生育度合は茶樹で様々。栽培が難しく経験 知識が必要
挿し木〈やぶきた〉の特徴
  • 茶苗から育った茶樹
  • 単一品種の茶樹で形成された茶園
  • 単一種のため病害虫の影響を受けやすい
  • 根が浅い(細い)
  • 浅根性/肥料の効き目は早いが、干ばつに弱い
  • 樹齢が短い(通常40年前後で植え替え)
  • 新芽の生育が均一で育てやすく、生産性が高い
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