7月の九州北部豪雨で浮羽町の隈上川橋梁が被害を受け不通になっていたJR久大線…

沈降してしまった橋脚の補強を施すなど、懸命の復旧工事…

そして今日！約１ヶ月半ぶりに全線復旧！
まだ列車は鉄橋を渡る前に停止し、線路横に様々な計測機器を備え安全確認をするJR職員の合図で発車し、人が歩く速さほどでしか鉄橋を渡れない状況ではありましたが…
「カタンコトン…カタンコトン…」というジョイント音、「ゴーゴーゴー」という鉄橋を渡る音、「カンカンンカン」という遮断機の音…
離れた自宅まで聞こえてくる、久しぶりに聞く汽車の走る音…　やっぱりいいですね～

しかし…
普段の光景が少しずつ戻ってくる一方で…
今回の九州北部豪雨でうきは市内では最も被害の大きかった、この隈上川上流にある新川 田籠地区。
江戸、明治期の面影を残す農村の原風景として山間部には棚田が連なり、かやぶき屋根など多数残るに新川 田籠地区は、国の文化審議会で7月の初めに「重要伝統的建造物群保存地区」（重伝建地区）に選定されたばかりでした…
選定されて5日後…
豪雨の影響で新川 田籠地区は甚大な被害を受け、１ヶ月以上経った現在でも復旧の目途もたたない地区が数多く残っているのが現状です