楠森堂ブログ
三百年以上続く伝統行事『壁結い』
先週の土曜日雨のため中止となり、今日13日(土曜)に順延されて行われた河北家の伝統行事『壁結い』。
天気予報では〝曇り時々雨〟の予報でしたが、午前8時の作業開始早々降りだした雨…
お昼には回復しましたが、午前中はずっと降り続き、今年の〝壁結い〟は雨の中での作業となってしまいました。
三百年以上続いてきた行事も、近年では高齢化などで年々参加していただける方も少なくなり、今年はいよいよ人が集まらず、「少人数でも数日かけて頑張って続けよう…」という事になっていました。
他の地で生まれ育ち、5年前の就農をきっかけに初めてこの〝うきは市〟で生活し始めた私にはまだ親しく付き合える方も少なく、今回〝壁結い〟の参加人数が少ない事で、普段農業を通していつもお世話になっている30~40歳代の浮羽町で農業を営まれている数名の方に「行事の参加人数が少ないのでなんとか参加をお願いしますm(__)m!」とお願いをしたところ、「いいバイ!行くバイ!」、「困った時はお互い様やけんの!」と言っていただき、さらには知り合いに方にも色々と声を掛けていただいたり、高校生になる息子さんやその友達までもが参加していただける事になりました!
お陰で参加していただける人数が30名程になり、今年も無事行事を執り行う事が出来ました。
悪天候のなか本当に有難うございましたm(__)m
荒縄で竹を結っていきますが、この結び方を『男結び』と言います。
簡単なようで難しいこの結び方…今でこそ結べるようになりましたが、以前サラリーマンでこの様な作業にはまったく縁の無かった私はなかなか習得する事が出来ず、年に一度きりの行事なので戦力として通用するのに4年も掛かりました
今年初めて参加する方が何名もいたのですが数時間で習得してしまい、さらには即戦力になる方も数名おり、「さすがに違うな~」とすごく感心させられました。
【完成!】
初参加の方が多かったにも係わらず、完成するまでの時間も例年とほとんど変わらず、立派に仕上がりました!
また来年もよろしくお願い致します(^^)有難うございました