楠森堂ブログ
300年の伝統行事「壁結」。今年も無事終了!
例年のことながら、今年も異常気象の兆候?
ここ一週間悪天候がつづき、数日前の天気予報では「菜種梅雨」に入っているとのこと…
「菜種梅雨」といえば3月中旬以降が普通…
今日3月3日は河北家で300年以上続く伝統行事「壁結」。
加勢に来ていただく多くの方が、地元の農家の方です。
ここしばらくずっと雨続き、明日からまた数日天候が崩れる予報が出ているというなかで、今日は久しぶりの本当~に貴重~な晴れ間!
この貴重な晴れ間で農作業の遅れを取り戻すため、昨日から「壁結」の参加を取りやめるという方の電話が何度もありました…
参加人数を少々心配しましたが…
予定外の方の参加も多くあり(本当に助かりました!ありがとうございますm(__)m!)、昨年から顔ぶれはガラリと変わりましたが、支障なく今年も無事行事を行うことができました
福岡県内と九州の一部では、「壁結」の作業風景がニュースで放映されました!
こちらからご覧いただけます[emoji:e-141]クリック[emoji:v-364]「壁結」のニュース映像
竹垣から突き出ているのは「挿し竹」、又は「針」とも呼ばれる道具。
①壁の裏にいる方が「挿し竹」を孟宗竹の「竹縁(たけぶち)」の下から外に挿し出します。
②外の方が「挿し竹」の先に空いている穴に荒縄を通します。縫い針に糸を通す容量ですね
③荒縄を穴に通したまま裏に引き込み、今度は「竹縁」の上から外に挿し出し、その作業を二度
繰り返します。
荒縄を竹縁に二度巻いてから「男結び」と呼ばれる結ぶ方法で結っていきます。
完成!
壁結に参加するのが初めてという方も多かったなかで… この見事な出来栄え!すばらしい!
多くの皆さんのご協力があって、300年という長い間この行事が続けることができました。
本当にありがとうございますm(__)m!
これまでの寒さで遅れていた梅の開花… 庭の梅の木にもようやく花が開き始めました!
今年の「壁結」は、新聞などを通して初めて一般の方にも開催の告知をしたので…
しっかり、楠森堂の在来茶のPRと販売コーナーも設置してみました