楠森堂ブログ

連日の霜注意報… 晩霜害…

お茶畑の様子

先週1週間続いた“寒の戻り”、そして週末の連日の霜注意報発令…
新芽が被害を受けてしまいました…
「霜」とは、放射冷却で大気中の水蒸気が昇華して地面や植物に付着した氷の結晶のことです。
凍結温度に達した葉の表面に空気中の水分が氷結し植物に付着すると、霜が植物を直接冷やしてしまい活動が低下、葉細胞が凍結、壊死し枯れてしまうこともあります。
12日早朝、空は快晴、放射冷却で気温は2度…
地表に近い茶樹の表面はさらに2~3度温度は低くなります。
日の出前に畑を見回りに行くと茶樹の表面はうっすらと白く、やはり霜が降りていました…
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茶葉の縁に霜が付着しています。
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翌日、霜が降りた茶園は新芽が枯れてしまいました…
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7年前に就農した当初は、防霜設備などはまったく設置していませんでした。
近年の地球温暖化の影響からか春先の温度が高く推移し、昔に比べお茶の生育時期が早まり、早めに生長する新芽が霜の被害に遭いやすい状況になってきた為、就農して間もない農業収入も少ない中での大きな負担ではありましたが、畑の一部に「防霜ファン」の設備を行いました。
今回の霜では防霜設備のある畑は無事でした。
しかし、現在管理する茶畑の多くは昔のままで防霜設備は無く、霜が降りれば被害は防ぐことはできません。
今回の霜が収穫に大きく影響しなければいいのですが…

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