楠森堂ブログ
紅乙女酒造「山の貯蔵庫」
自然豊かな耳納連山の麓の町、福岡県久留米市田主丸町。
その山の麓に、「山苞の道(やまづとのみち)」という全長約5キロメートルにわたる道があります。
そして、道の周辺にはギャラリーや工房、喫茶店、ワイン工場などもあり、その一帯はまるで博物館のようでもあり、自然の広がる癒しの空間でもあります。
その一角に、胡麻焼酎で有名な紅乙女酒造「山の貯蔵庫」というところがあり、その広大な敷地内には一般の方も楽しめる見学施設、試飲直売店舗などもあります。
先日、紅乙女酒造「山の貯蔵庫」の支配人である澤田様という方と初めてお会いする機会がありました。
そして、国内にも数少ない在来種のお茶をなんとか後世に残したい」という私の想いに強く共感していただき、「山の貯蔵庫」の試飲直売店のスペースの一部を在来茶のPRする場として期間限定ではありますが提供して下さったんです
小さなスペースではありますが、お茶の事を分かりやすく伝えるパネル、イベントを知らせるこのポスターなどは、私が持参した資料をもとに支配人の澤田様自らがアレンジ、そして作成までしていただきました
在来種のお茶の紹介の他に、浮羽の地で八百年の歴史を刻んできた河北家、国指定登録有形文化財である「楠森 河北家住宅」の紹介。地元出身の画家「青木繁」や「坂本繁二郎」とも関わりの深い、美術評論家 河北倫明の紹介(楠森 河北家は倫明の生家でもあります)など。
[まだ、展示パネル作成途中の写真です]
久留米の石橋美術館でまもなく開催される「没後100年 青木繁展 よみがえる神話と芸術」展(3/25(金)~5/15(日)迄)の開催案内資料を石橋美術館から提供していただき、その絵画展の紹介などもしております。
小さなスペースでの展示会ではありますが、商品の販売、新茶の予約受付も同時に行っております。
この様な催しをきっかけに、まだあまり知られていない国内から消えつつある日本古来の実生在来茶の存在を、できるだけ多くの方に知っていただけたら…と思っています!
「河北家二百年茶園の足跡と未来展」
開催期間 3月7日(月)~4月3日(日)
場所 紅乙女『山の貯蔵庫』ゲストハウス
OPEN 9:00 ~ 17:00 年中無休
〒 839-1213 福岡県久留米市田主丸町益生田210-1
TEL 0943-72-1050 FAX 0943-73-1835