楠森堂ブログ
付加価値創出 & 地域活性化
在来種のお茶
「効率や成長一辺倒の西洋文明とは違った別の文化、別の暮らしが日本にはあったはずだろう。それを突然、全部忘れてしまったような印象が私にはある…」
これは初来日したことで話題の「世界で最も貧しい大統領」として知られる南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領の言葉。
戦後の経済一辺倒の改革によって、より利潤を求める生産体系は、地域の家と人との繋がりを希薄にし、地方の衰退に拍車をかけ、私自身サラリーマン時代、めまぐるしく変化する現代社会に息苦しさと違和感を感じ、また、生産性や効率性を追い求めるあまりにその弊害がさまざまな形で出始めていることも強く感じていました。
10年前に脱サラ、父の実家のあるうきはに移り住み、農業の知識も経験もまったく無い中での就農。
断念も考えていた茶栽培を引き継ぎ、現代の生産性・効率性重視の中で失われつつあった在来茶の栽培、復興にあえて取組みました。
現代ではマイナス評価されてしまうことを、逆の視点から捉えなおして価値転換に挑戦。
きっと理解してくれる人がいる。 共感する人がいる。 地域に目を向けてもらうきっかけに絶対なるはず!
今年で就農11年目、
最近では在来茶を求めて、九州各地からはもとより関西、関東、北海道…時には海外から楠森堂を訪ねて来られる事も。
うきはを訪れることをきっかけに地域の魅力を感じて頂き、地域発信・活性化へ少しでも力になれればと思っています(^^)