楠森堂ブログ

今年の新茶できました! お届けまで今しばらくお待ちくださいm(__)m

お茶畑の様子

生育が遅れていた今年の新茶。
4月の終わり頃、気温が25度を超える夏日も数日記録し、この暑さで新芽もぐっと伸び…
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5月1日在来種の新茶摘み採り開始! 八十八夜摘み
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4月下旬、実生 在来茶「初摘み 特上新茶」用(冠茶(かぶせちゃ))の畑に覆いをする作業を行いました。
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5月1日、「初摘み」新茶摘み採り中。 右奥の畑は、覆いをせず栽培した「露地栽培」のお茶園。茶葉の色に違いがあるのがわかりますか(・・?
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今年の新茶。昨年の力強い味わいとはちょっと違い…
例年にない寒い日が続いたこの冬、そして、春のほどよい雨…
その中で育った今年の新茶は、ほっとやすらぐ優しい味わい( ^^) _旦~~
日本古来の希少茶、在来種の新茶!ご注文承っております
※ 発送作業が大変込み合っており、商品のお届けは今月中旬以降となりますm(__)m

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この下の写真は、私の子供の通う小学校にあるお茶畑。先月4月に撮影した画像です。
お茶の新芽が力強く伸びています
この小学校では、毎年この時期になると全校生徒でお茶摘みを行います。
100年以上も続く伝統行事だそうです。
しかしこのお茶園、一昨年までは春のお茶摘み以外はほぼ放置状態で、肥料も一切与えることなく、夏場はお茶の木が見えなくなるほど雑草が生い茂り、用務員さんが草刈り機で時々草を刈っていたそうですが、お茶の木の根元には草刈り機の刃が当たった無数の切り傷…
虫などの被害を長年受け続けた葉や枝はボロボロ…
畑中の木の幹はやせ細り、お茶園の3分の1は木が枯れていました…
本当にかわいそうな状態でした…
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一昨年の秋、小学校のOBの方たちが中心となり「伝統ある小学校のお茶園を再生したい!」…という事から、一昨年私の子供がこの小学校に転入するのと、小学校近くの茶畑でお茶の栽培に携わり始めたのが縁となり、お茶園の再生の依頼を受けました。
しかし、お茶園の再生にあたっての栽培方法が、保護者や学校側の強い希望で、私もまったく経験のない「完全無農薬の有機栽培」…
消費者の多くが簡単に考える、無農薬栽培…
夏場のお茶畑、何も対策をしなければ畑に繁殖する毛虫に刺されたり、蜂の巣ができることも…
春から秋にかけて生え続ける大量の雑草…
学校側をはじめ保護者も、これまで畑の管理などいまだかつて経験したことがない…
草取りはしない、虫は嫌… だけど無農薬がいい…
食育食育とよく耳にする昨今、子供達が農業体験をする機会もありますが、苗植えや種まきを体験した後は、収穫体験のみ
作物を育てあげるまでの一番大切で大変な途中の過程を体験することが無い…時間が無いのもわかりますが
そこで、お茶園の再生のお手伝いを引き受ける条件として、普段の畑の管理を生徒さんを始め学校側、保護者の方皆さんに協力してもらえるのであれば、お受けすることとしました。
もし協力していただけないのであれば、私もお断りします…と。
この1年間春から秋にかけては、ひと月に最低一回のお茶畑の除草作業を子供達など皆さんで協力して行いました。
草取りの作業中、土の中から這い出てくる色々な生き物、玉ねぎやにんにく…もどきの植物、悪臭漂う「へくそカズラ」のような色々な植物、いたるところで子供達の声があがり色々な発見もあったようです(^^)
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夏場の草取り、半そで半ズボン、おまけに裸足の子供も[emoji:i-230]
虫に刺されたり、蛇がでることもあり危ないのですが… いろいろと経験するのも必要ですからね[emoji:i-228]
そして土作り。稲わらを敷き込んだり、堆肥や油粕の散布も保護者や先生方と協力して行い…
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病害虫の対策には、唐辛子と刻んだニンニクを長期間漬け込んだ木酢を希釈した液の月2回ほどの散布。
木酢の殺菌効果と、唐辛子とニンニクの強烈な刺激臭で虫が寄り付きにくくなります
この作業は私が行いました。
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この作業を行うと被害はまったく受けなくなる訳ではないのですが、ある程度効果はあったようです
そして迎えた… 先日7日に行われた小学校の伝統のお茶摘み…
なんと収穫量が昨年の1.5倍
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春先の新芽の成長の勢いの凄さには、本当に目を見張るものがありました。
皆さんで協力し合い一生懸命手をかけた分、お茶の木は十分に応えてくれました
この初めての1年目は頑張ってやってくることが出来ましたが、これから先お茶畑がある以上何十年も続けていかなければならないこの作業…
続けるということは本当に大変な事ですが、子供たちが1年かけて作物を育て上げるというこの作業…
是非続けてほしいと思っています

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