楠森堂ブログ

お茶園の剪定作業

お茶畑の様子

4月下旬のお茶摘みに向けて、一昨日からお茶の樹の表面をきれいに刈り揃える剪定作業を始めました。
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3年程前から、機械に乗りながら茶摘みや剪定の作業が出来る「乗用摘採機」を導入しました。(初期投資が…重い…)
就農初年度、この写真の畑は私の身長(174㌢)位の高さがありました
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機械摘み
当時は、手で持って作業をする機械を使用しており(上の写真)、一般的にこの機械は、剪定作業は2人で、お茶摘みは袋持ちの補助人員を含め3人で作業をします。
しかし、当時のお茶園の内ひどい所では、普通では考えられない木の高さがありましたので、機械の片方に長い棒をくくり付け、機械を肩に担いで、剪定作業は3人で行い、お茶摘みの時期はさらに袋持ちの補助を2人付け5人がかりで作業を行っていました。
就農したてで、すべての作業が初体験の私は、これがごく普通の作業風景なのかな?…と思いつつ、わざわざこんなキツイ思いをしなくても色々と改善できそうなものだけどなー…と素人とながらにも思っていました。
自分なりの思いついた事を色々と試して作業環境を良くしようと思いましたが、今までの環境を変えるにはかなりの苦労がともなう事から、なかなか受け入れられてもらえず、思いも伝わらなかった事で、毎年一人辞め、二人辞め…就農3年目の春、新茶の一番忙しい時期のある日誰一人来なくなった日がありました…。
父と相談し、新茶を摘むのを中止しようかとも考えましたが、農業を始めてから知り合ったある友達が「まったくど素人(農業に対し)で良ければ…」と連絡を色々とってくれ、数人が加勢にかけつけてくれました。その時は本当に嬉しかったですね
お陰でその年の新茶シーズンをなんとか乗り越える事が出来ました。
余談ですが…
その加勢に来てくれた方の中に不思議な雰囲気の女の子が一人いて、「夜中に電話が有り、朝ここに来るように言われたので来ました。何かあるんですか?」…ぇっ。普段の服装のままで、しかも一睡もしていないとの事…
これまでの経緯を説明したところ、嫌な顔をひとつもせず慣れない農作業をびっくりする程頑張ってくれました。二日間フルに…m(__)m   時々立ちくらみがするという事だったので何度か休んでもらいました。〝一睡もしてないから当然だろう〟と思っていましたが、一年後のある日その女の子から『結婚しました!』とメールがあり内容を読んでいましたら、『昨年お茶摘みを手伝った時、実は妊娠していたみたいです』ってオイオイ  
その後、お茶畑にトラックと乗用機械で省力で管理作業が出来るよう急ピッチに整備し、就農4年目の昨年にはある程度の作業は一人で出来るようにまでなり、お茶の小売(直売)などの他の作業まで手が回る余裕も出来ました。


本当に買ってきました…
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〝チー子〟の代替品…のインコの『ピー』だそうです…コラコラ
お子様たちは、凄く嬉しそうでした

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