楠森堂ブログ

地震、噴火、竜巻、津波、そして異常気象… 自然相手に人間は無力
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11月25日午前、阿蘇山が小規模噴火。
そしてこの図は、およそ9万年前の阿蘇山が大噴火を起こした際に発生した大火砕流の火山灰の分布図。
阿蘇カルデラは、8万7000年前のある日に起こった阿蘇4という噴火で一昼夜のうちにできました。このときの火砕流は鹿児島県を除く九州全県と山口県に達し、数時間以内に北部九州を焼き尽くしたとされています。
火砕流分布図にある大分県“日田”の字の左側に〝赤い小さな点が2ヵ所〟ある辺りが福岡県うきは市。 私のお茶園の浮羽町山北・大野原台地。
そのお茶園一帯は、9万年前の大火砕流の火山灰が堆積した土地「黒ボク(火山灰土)」。
地球が誕生したのはおよそ46億年前。地球の歴史が1週間なら、人類の歴史はわずか1秒あまり…
地震、噴火、竜巻、津波、そして異常気象など、人間の視点からすれば自然が人間に対して牙を向いたように見えるが、自然からすれば単なる活動に過ぎず、どれ一つをとっても人間が科学技術の力でコントロールできるものなどない。
原発再稼働の問題の中で、火山噴火のリスクが軽視されていると批判もある。
災害はいつどこで、何が起こるか分からない…