楠森堂ブログ
久々のブログの更新です(^_^;)
4月後半の低温と悪天候の日が続いたのとは打って変わって、5月に入り気温も上がり好天続き!
お茶摘み、茶工場での荒茶への加工作業…と、毎日夜更けまでの作業。
一日雨でも降れば一息入れられるんですけどね
さらにさらには帰宅してからは、家内と二人で直販する〝新茶〟の袋詰めと発送作業。
作業の合間を見つけ1,2時間の仮眠をとる日が連日続きます。眠い…
という訳で、なかなかブログの更新も出来ませんでした
しかし!
1年間の生活費の大半が、この時期の頑張りにかかってます!頑張らねば!
そして!今年の新茶の注文は、昨年に比べ倍増!
年々着実に浸透してます!「楠森堂の〝在来種〟のお茶」!
大量の注文も!
3月の低温の影響で…
昨年、防霜設備を設置した一部のお茶園は、5年前に就農して以来最高の収量と品質でした!…が、設備の無いお茶園では〝寒〟の被害をまともに受け、お茶の収量はほとんど見込めない状況です
父の話では、過去最悪と言ってよいほどの被害だそうです…
画像では分かりにくいかもしれませんが、芽立ちが少なく、摘んでも平均の2割収量が上がるかも分からない状況です…
二番茶に向け、剪定作業
一番茶摘採後、遅れて出てきた芽を刈り落として面をならし、二番茶の芽が揃って育つようにします。
剪定作業中!
※ これだけ広大な「実生 在来茶園」が残っているのは全国的にも珍しいんですよ
当茶園から見えるこの山…
浮羽町の東側に見える福岡県と大分県の県境に位置する「三日月山(標高496.7m)」
山の真ん中が窪んだ形になっていますが、どうしてこの様な山の形になったかというと…
うきは市から東に40kmほど離れた大分県の〝童話の里〟としても有名な玖珠町という所があります。
その町に「万年山(通称 伐株山〝きりかぶやま〟)」という、名前のとおり「切り株!」の形をした山があります。
遠い遠い昔…この玖珠町に大きな大きなクスの木が立っていました。その大きなクスの木が日光を遮り、木の陰になった土地では作物も育たず、人々は困り果てていました。
ある時、大男がそのクスの木を切り倒して、その跡が〝伐株山〟。そして、幹が倒れた跡が、この〝三日月山〟の窪んだ形を作り上げた…と言い伝えられています
※ 詳しい伝説はコチラにアクセス! 伐株山伝説
そして今ある地名も、JR久大本線、浮羽町の隣り大分県に入ると…夜明(よあけ)駅、光岡(てるおか)駅、日田駅…と、太陽の光が戻った!という由来から名づけられたと思われる地名がついています!
さらには、筑後川下流「ここまでは来るめ~」と思っていたところに、倒れたクスの木の先の方がとどいた事から〝久留米〟市…
倒れたクスの木の葉が落ちてきて、葉の形が残ったことからついた〝博多〟(葉形)…
らしいです…本当かな~
早朝、三日月山の窪みから昇る朝日…
他にも、満月が昇る姿…寒気による雲の滝がこの窪みから流れ落ちる光景などなど、季節や時間帯などで様々な姿を見せてくれます