楠森堂ブログ

エッ!!まさか!!

在来種のお茶

先日、2010年度『第43回 福岡県茶業共進会褒章授与式』という式が福岡県八女市で行われました。
この「共進会」は春(H.22年)に摘んだ一番茶の「福岡の八女茶」の品質を競う大会で、毎年行われています。
この「共進会」、楠森堂(楠森製茶)が出品したのは数十年ぶり事で、もちろん就農5年目の私にとっては初めての出品でした。
昨年の春、いつもお世話になっているお茶の生産者の方から…「なかなかの出来映え(製品)やけん出品してみたら?」という一言がきっかけで、「だったら出品してみようかな…」という感じの中での出品でした…
いつも「在来種のお茶!」を全面に出していますが、4ヘクタールある実生在来茶園の他に40アールの「やぶきた茶」も栽培しています。小売はせず、すべて農協に出荷していますが…
在来茶園とやぶきたの芽立ちの違い[1]
写真の奥、芽立ちが揃って緑一色の畑が「やぶきた」、
手前の、芽立ちが不揃いなのが「在来種」です。
共進会に出品するお茶は、原則「品種茶」…という事なので、在来種ではなく、そのわずかに栽培する「やぶきた」を出品しました。
しかし!その結果を聞いてびっくり!
P1030271[1]
様々な部門にわかれて審査がありますが、その中の「荒茶 煎茶」部門の出品数133点中13番目…まさかまさかまさかのまさか…優秀賞の評価を頂いてしまいました
五つ上には、最優秀賞の文字が…
就農した当初は、お茶畑は荒廃しかけ、そしておそらく県内数百あるお茶の生産農家の中でも下から数えた方が早かったかもしれないお茶の品質…
5年前家族と共にうきは市に移住、初めて住む土地、まったく経験も無く初めて農業に携わる私に、忙しい中時間を割いて栽培法の助言や指導をしていただいたり、畑に重機を入れ作業効率を良くする為に整備をしていただいたり、農業収入が少なく極めて厳しい時、他の農作物の農作業のアルバイトを紹介していただいたり…と、浮羽町のお茶農家の方々、町内の若手農家の方々にはこれまで本当に様々なところで助けていただき、その助けて頂いた皆さんのおかげでこの様な賞、評価をいただけたと思っています
本当にありがとうございましたm(__)m!
現在は規格外とされてしまっいる在来種も他の品種茶同様、評価されるようになれば嬉しいのですが…
今の茶業界の評価の仕方では、まだまだ難しいところが…
さっ!今年もPR!PR!PR!!


 

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