楠森堂ブログ

楠森堂の在来茶。世界最大の情報発信地ニューヨークへ!

在来種のお茶

今年の夏、国際電話で思いがけないお問い合わせをいただきました。
東京出身の女性オーナーの方がアメリカ・ニューヨークで経営する日本茶専門店からでした。
在来茶に興味があるという事で、在来茶のこと、在来茶の復興への想い、取り組みなどをご説明させていただき、実際に味わっていただくために在来茶の試飲サンプルや資料お送りし、つい先日、メールをいただきました。
『先週サンプルと資料を受け取りました。ご送付頂きありがとうございます。
お茶とっても美味しいです! 是非購入させて頂ければと思います。
珍しいお茶である事が理由ではなく本当に美味しいと思うからです。』
という内容のメールをいただき、在来茶を取り扱っていただけることになりました!
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10年前、父の実家に家族と共に移住し、まったくの素人で就農。
断念する予定であった200年前から受け継がれてきた茶栽培、荒廃した広大な在来茶園、茶業界から見向きもされず忘れ去られた稀少な在来茶を周囲には「無謀だ!」と言われながらも、老朽化の進む文化財の建物の修復財源に充てるため、また、この家や「うきは」という地域を広く知ってもらうきっかけとなるためにも、稀少な在来茶の復興に取り組むことを決心し、数年かけて茶畑を再生。
現代ではマイナス評価されてしまうことを、逆の視点から捉えなおして価値転換に挑戦。きっと理解する人、共感する人がいる…
埋もれていた在来茶を広く知ってもらうために催しや情報発信をし続け、復興に取り組み始めて10年目の今年。全国、そしてアジアやニューヨーク…と、海外の方からも興味を持っていただけるようになりました。
心が折れそうになっても諦めず信念を持って根気強くやり続ければ必ず実を結ぶということを、身を持って感じました。
しかし、その一方で今だ日本の茶業界のなかでは在来茶は規格外のお茶…
評価されることはなく、10年かけて荒廃した茶畑を再生したものの販路は限られており、1年間必死に管理して育てた新芽ですが、所有する茶畑の半分の面積2ha以上の新芽すべてを刈り捨てている厳しい状況も続いています…
今回いただいたお話も、まだわずかな量での取引の開始ではありますが、さらに広く在来茶、そして日本の「うきは」という地域を知っていただく第一歩だと考えています。
『継続は力なり!』
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今回、ニューヨークの日本茶専門店の方から評価をいただき取引いただけることとなった商品が、春摘みの新茶を家の土蔵でひと夏寝かせ、この秋から販売を始める「蔵出し煎茶」です(^^♪
◎ 今年も開催します!「楠森堂 秋の蔵開き」(開催日:11/19~23)

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