楠森堂ブログ

茶の業界誌の表紙に大正期築 旧楠森製茶場が紹介されました

メディア掲載

全国の茶業界の多くの方が購読する業界紙「月間 “茶”」。
うきは市に現存する大正時代に建てられた木造の荒茶工場「旧 楠森製茶場」。 地域の豊富な水源を活用し水力を動力とした跡など、数々の貴重な設備の跡が残る価値の高い産業遺産として、今月号の表紙で紹介されました(^^)

 

【 河北家 旧楠森製茶場 】
工学院大学建築学部客員研究員 博士(工学) 二村 悟
楠森製茶場は大正12年竣工で昭和8年農林省模範工場に指定され、その仕様に適合させる改築が行われた。大規模な産地の荒茶工場で、水力を動力とし、水路にその名残を留める。正面に拝見場と拝見用の遮光装置を備え、背面に荒茶用の合場兼貯蔵庫を備えるが、これらは後の増築と考えられる。拝見場は昭和13年のパンフレットの写真にはなく、再製機械の記載もないのでこの頃は荒茶のみで、戦後仕上茶の品評会を開催したとされるので、この頃増築されたのだろう。工場は京間だが、合場兼貯蔵庫は標準的な1間6尺なので、建設時期は異なるとみていい。産業遺産としての価値の高さに加えて、火山灰の酸性の土壌で作物が育ち難い土地で、地元の人々の雇用を支えた工場としての歴史的価値も高い。4町歩の在来種茶園、河北家の8棟の国登録有形文化財と見所も多い。
見学:外観のみ可
住所:福岡県うきは市浮羽町山北216-4
アクセス:JRうきは駅から徒歩25分

 

 

5年前、平成24年西日本新聞掲載記事

 

 

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[ ~YouTube~: 放送動画 ]

 

【◇前編◇】楠森 河北家「千二百年!先祖物語」⋄ドキュメンタリー番組⋄

 

【◆後編◆】楠森 河北家「千二百年!先祖物語」⋄ドキュメンタリー番組⋄

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【 ローカルニッポン | 福岡・うきは 】

「 在来茶と地域に生きる 」― 楠森堂・河北幸高さん ―

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