楠森堂ブログ

“竹の切り出し作業”無事終了。来春の壁結の準備完了!

河北家

来春3月に行う、竹垣を修復する300年以上続く河北家の伝統行事「壁結(かべゆい)」で使用する竹の切り出し作業、材料作りを昨日11日に行いました(^^)
・まずは、細い真竹300本程 “トラック3台分” を切り出す作業。
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次は、数日前に選び出した太く真っ直ぐな孟宗竹10本を切り出す作業。
根元を伐り…
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外に搬出する直線ルートを目視で決め周囲の安全確認後、竹の長さ15メートル前後、重量が50キロ以上はある竹の根元を抱え、竹の合い間を縫うように猛ダッシュ!して倒します。 倒れる瞬間はなかなか迫力物です(^_^;)
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枝を落とした後、3~4人がかりで300メートル程離れた自宅まで、竹を運び出します。
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運びだし完了! これで午前中の作業は終了♪
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午後の作業は、伐ってきた竹を割ったり、火で炙って曲げたり、刻んで加工しての材料作り。
まずは、10本の孟宗竹をすべて半分に割る作業。 丁度真ん中あたりに鉈で切り込みを入れ…
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その後は、片面が薄くなったり厚くなったりしないように人力で一節一節慎重に割っていきます。
割れる部分の上に人が2人乗りながらの作業のためかなり重く、見た目以上に体力を消耗する作業なんです…
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慎重に慎重に…
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竹を割り終えたあとは、竹垣の端や角になる部分の材料を作ります。
まず、曲げる部分を火で炙り…
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いい具合に焦げ目が入った頃に火から取り出し、曲げる作業。
炙って柔らかくなった部分に丸太を当て、じわ~っとゆっくり竹を曲げていきます。
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180度曲げ、丸太を撤去、そのまま荒縄で縛り、型をしっかりつけるためこの状態のまま春まで保管します。
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“曲げ作業”完了!
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最後に、細い真竹すべてを一定の長さに切りそろえて、準備作業全工程が終了。
今回の作業にご参加いただきました、うきは市内の小中学校12校のPTA会長(通称1ダースの会)の皆さん、九州大学院生の皆さん、本当に有り難うございました!そしてお疲れ様でした _(_^_)_!
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今回参加いただいた皆さんが竹切り出し作業 “初参加”。 最後に記念撮影♪

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