楠森堂ブログ

来週3月1日に開催。河北家 300年の伝統行事「壁結」

河北家

楠森堂の春の風物詩「壁結(かべゆい)」を来週3月1日(土)に開催することになりました。
春の壁結に使用する新たに付け替える竹は、前年の秋に切り出しておきますが、今回は様々な事情があり、付け替える竹を切り出しておりませんので、竹垣を固定する古くなった全ての荒縄を新しい縄で結い直すのみの作業となります。午前中で終了すると思われますが、当日、作業の体験や見学も出来ますのでご興味のある方はお気軽にお越しください。
と き : 3月1日(土)午前8時作業開始、午前中で終了する予定です
(※ 小雨決行  荒天時は翌日2日に順延)
ところ : うきは市浮羽町山北2056 『楠森堂(くすもりどう)』(国登録有形文化財「楠森 河北家住宅」)
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昨年の「壁結」の様子
壁結(かべゆい)は、旧正月二十日(近年は三月初め)に行う屋敷を取り巻く竹垣の(約150m)修復作業で、三百年以上続く伝統行事です。
幾重にも立てた真竹を四段の孟宗竹で取り巻いたもので、4年を1サイクルとして、古くなった部分を順次、毎年取り替えていくものです。中世では各地の領主の館や地侍の屋敷では行われていましたが、現在では竹垣を残す屋敷が少なく北部九州で行っているのは当家のみといわれています。
昔ながらの風情を今に伝える歴史的景観、竹と荒縄だけを用いた壁結の伝統技法を後世に伝えたいと、地元の方々のご協力を得て現在も続いています。
「壁結」行事のニュース映像
●『楠森堂』300年の伝統行事「壁結」 H24年3月放送
[※当日、楠森堂敷地内及び周辺の一般の方の駐車はできません。車でお越しの際は、清水湧水の市営無料駐車場ご利用のうえ、徒歩でお越しください。駐車場から楠森堂までは400m程の距離がございます。]
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