楠森堂ブログ

大荒れの天気…

お茶畑の様子

10日未明から続く雪と強風の大荒れの天気…
九州、山口の一部では大雪の降った地域もあったようですが、私達の住む〝うきは市〟では、雪が積もる事はありませんでした。
先日まで平年より気温が高く推移し、お茶の新芽も活発に生育し始めようとした矢先のこの寒波…
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毎年のように、3~4月にかけての〝寒〟の戻りと〝霜〟でお茶の新芽が多大な被害を受けていますが、温暖化による気候変動が進むなかでの農業は予測がまったく付かず本当に難しいです。今年も運を天に任せるしかありません


屋号が「楠森」とも呼ばれるように、河北家の建物は樹齢数百年にもなる〝クスの木〟や沢山の木々に囲まれています。
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ここ3年ほどは台風の襲来も無い事から、建物に台風による損害は無いものの、雪(雨)や強風が吹き荒れる昨夜のような天候になると、沢山の落葉や枝が敷地や建物に降りそそぎ、時には根元が腐食した巨大な枝が落下し、建物に損害を与える事も数年に幾度か発生しています。
【昨年、嵐で建物が損傷した時の写真】
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先日、江戸時代に建てられた土蔵に覆い被さる数本の大きな枝を、ハシゴとロープを掛けて届くところは切ってもらいました。
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しかし、まだクレーン車を要してでしか伐採することの出来ない大きな枝が無数に建物の上まで張り出してきており、出来るだけ早い内に伐採しておかなければ、いつまた落下し建物に損害を与えるか分からない危険な状態になっています。
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文化財に指定されている河北家ですが、その「国指定 登録有形文化財」というのは、建物に手をつける時には、文化財という事で色々と規制(手続きが必要)はあるものの、補修や維持管理費はすべて自己負担でまかなわなければならず、年を追うごとに傷みの進む建物の修繕費や、建物に覆い被さる樹木の伐採などに必要な高額な費用をひねり出すのは困難な状況です。
せっかく文化財に指定されてありますが、これまではまったく活用出来ていませんでした。建物の他に、〝希少な在来種のお茶〟など活かせる素材は本当に沢山あるので、色々と活用し人が集まる環境を作り、そこから建物の維持管理費を生み出す事が出来ればと考えています。そして浮羽町の名所の一つにする事が目標です
アイデアはすでに色々とあるのですが…まだそこまで手が回らないのが実情です
まずは生活の安定が第一で、本業であるお茶の生産に集中しなければ

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