楠森堂ブログ

在来種のお茶の現状 Ⅰ

在来種のお茶

HPの〝生産者より〟でも書いていましたが、4年前に就農するまでは農業とは無縁の環境で育ってきました。
そのため、固定観念もまったく無く農業を始めたので、日々の農作業などに関しても色々と新しい試みに挑戦することが出来ました。
その中でも当茶園で生産しているお茶が、全国的にも希少なお茶と知った時は〝これはいける!!〟と思いました。
しかし現実は厳しく、お茶の品質を良くしたところで、現代の品種茶に比べて見た目の荒い在来種のお茶は、市場に出荷しても、他のお茶との混ぜ物用として安価で取引されてしまうのが実状でした。
茶業関係者からも「全部品種のお茶に植え替えたほうがいいよ」という意見が一般的で、お酒が入ったある席では「在来種とか金にならんやろ!全部叩き切ってしまえ!」や、「在来種のお茶作ってもなんの魅力もないでしょ」というような厳しい言葉を言われることも度々です。
その厳しい言葉を逆に〝発奮剤〟に変えてます。「今に見てろー!」という感じで。


VOL.3 『スズメのチー子』
P1010727[1]
ご飯茶碗と手のすき間で寝てます 「サイコーに暖かいです!」

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