楠森堂ブログ

ん~…先は長い(-_-;)

お茶畑の様子

5年前、平成18年就農当初から危惧していた、今後茶園を管理していく中で数年以内に必ず直面すると思われた地域の高齢化による人手不足…
就農当初、茶園管理の忙しい時期に10人程の女性の方がすぐ集結し、私一人では手に負えない夏場の広大なお茶園の除草作業の加勢… 本当に助かっていました。
5年前の就農当初から一昨年にかけての数年の間、その除草作業などに来て頂く女性陣の多くは年齢70歳程の戦前生まれの方。そして私が農業に携わる以前からその多くの皆さんに長年当茶園の管理にも携わって頂いてきました。
農業に従事するようになり凄く感心したことがあります…
戦後生まれのいわゆる「団塊の世代」の方達は60歳を過ぎると結構「ガタッ」とくる一方で、戦前生まれの70歳を超える方々は高齢にもかかわらず、団塊の世代の方達よりも精神的、肉体的にもかなり強く、その「馬力」には本当に驚かされました。若い頃に凄く鍛えられたんでしょうね
しかし…5年経ち、一昨年あたりから茶畑に来て頂いている皆さんの年齢が70歳後半になり、
夏の炎天下、厳しい作業条件下での除草作業… 仕事に来て頂ける方が一人減り、二人減り…と、だんだん少なくなり…
今年の春の新茶シーズンまでは何とか数人の方には来て頂いていましたが、夏場に入りとうとう誰一人として来られなくなりました…
新たな人員を探したいところですが、その下の年代はまだまだ働き盛り…
また、50歳程の比較的若い世代で農業に従事する人は格段に少ないのが現実で、皆さんそれぞれの仕事も忙しく、多忙な時期だけに来て頂けるという方を探すのはなかなか困難な事です
しかし5haという広いお茶園、どんどん生長する雑草…
一人で除草作業をしていても到底追いつきません
現時点では、地元のシルバー人材センターの皆さんの加勢だけが頼り。
しかし、シルバー人材の皆さんも他に色々現場を掛け持ちしているので、なかなか長期連続で来て頂くことは難しいようです… そして今はお盆休み…
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という訳で!
助っ人が来るまでは、一人で地道にやっていくしかありません
この様に茶樹の間を「「匍匐前進(ほふくぜんしん)」しながら畝間の雑草、株下から生える蔓(かずら)などを一本一本取り除いていく地道な作業
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除草をしていて一番多いのが…  この山芋!?
この山芋蔓が茶樹の上まで巻き上がり…  除草作業での一番の厄介者でもあります
この山芋も、もう少しすると沢山の種(むかご)をつけます。
山芋に限らずあらゆる雑草が、これから秋にかけて種をつけます。
種をつけさせてしまうと、地面に落ちた種が芽を吹き、来年は何十倍にもなってさらに雑草が生えてきます。
極力、種がつく前に除草作業を進めたいのですが…
人手が足らず、結局追いつかなくなるんですねー 毎年の事ではありますが…
現在、除草作業を行っているこの写真の在来茶園… 畝の片道は、約120m…×80列
広いな~
雑草が多く、畝一列草を取り終えるのに時間がかかる時は2時間強…
ん~…先は長い(-_-;)
忍耐力が必要となるこの猛暑の中での除草作業…
NHKしか受信できないポケットラジオを聞いて気を紛わせるつもりが…
8月のこの時期、日中は高校野球中継。
野球放送を聞くのは大好きですが、我が九州勢がことごとく敗退
さらに、ブルー入ってます(-_-;)…

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